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『用意するものとかある?』
『用意笑
んー真慕が気にするならゴムとか買っていってもいいかも
相手が持ってるとは限らないし』
『ゴムって何?どこで売ってるの?』
中学に上がってすぐの頃から性に関することは異常な程に避けてきた
だからと言い訳するわけじゃないけど、絢から言われる言葉のほとんどの意味が分からない
普通は知っていることなんだろうか。
その「ゴム」?とかも。
『買ったことないの?コンビニでも売ってる
コンドームって調べてみ』
『わかった、教えてくれてありがとう。調べてみる』
コンドームがゴム?
訳が分からなくなってネットで調べたらやけにリアルなことが書いてあってサァッとと手が冷たくなった
『いえー
なんか真慕に頼られてるみたいで嬉しい』
今となっては絢のこの軽さが救いな気がする
『こんなの絢にくらいしか聞けない』
『それは複雑笑』
絢はいつ連絡してもすぐに返信が来る
朝方でも夜中でも昼でも、いつでも。寝てるのかな。
今は昼。
いよいよそれは明日にまで迫っていた
そして、時間が一分一秒と進み明日の18:00に近づいていく
行為は初めてじゃない
けれど、あの1回以降1度もしていない
自分で触るのでさえ嫌なくらいで、行為にまで及ぼうと言うのなら緊張しない訳がない
心臓が嫌にバクバクして、布団を頭から被る
…痛い、よな
葵にバレないようにしないと。
緊張で頭がズキズキしてくる
行きたくない
本当は行きたくない
でも、葵とのセックスの為に、葵に喜んでもらう為に、気持ちよくなってもらう為に、大事なことなんだ。
もう相手と約束までしているし、後には引けない。
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