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122 交差 side絢
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side絢
それは18:00を30分ほど前にした17:30だった
いつも通りBARで飲みながらケータイを弄っていたら真慕から突然電話がかかってきた
「無理、いけない」と。
真慕は何故か大号泣中でとりあえず宥めながら事情を聞いた
そしたら怖くてたまらなくなって、でも時間は迫ってくるし、て感じでパニクったらしい
俺に電話してきた理由としては相手との約束も今更取り消せないし、代わりに行って欲しいと。
真慕は泣きながらごめんなさいと繰り返してくるけど俺は別にいつもの事だし構わなかった
「いーよ」と軽く返事をして真慕が待ち合わせをしていた場所に向かう
BARで飲んでたのだって今日の相手を探すためだったしラッキーと言えばラッキー
でも真慕も律儀だよな
嫌になったらドタキャンして連絡先切ればいいのに。
そんな対応をするやつなんていくらでもいるのに。
電話を切って待ち合わせ場所で待っていればそれっぽい人が現れて声をかけられ頷いた
「えーめちゃくちゃ綺麗だね
こんな若い子に相手してもらうの初めて。アイコン写真ないから騙されてんのかと思ってた
むしろ当たりじゃん。
今日はよろしくね」
「ん。ねぇ、名前なんだっけ」
「鈴木」
「あぁ、そうだ鈴木さん鈴木さん
うん、覚えた」
真慕はアイコンに自分の写真を載せていなかったからすり変わりに気付かれることは無かった
「どこいくの?ホテル街逆だけど。」
「詳しいんだね?よくこういう事してるの?」
「質問の答えになってない」
「はは、ごめんね。今日は外でやりたいんだ」
…は?え。あぁ、そういうタイプ。
真慕これ来なくて正解だよ。
拗らせてるタイプの人だ。
「いつもそうなの?」
「あ、やった事ある?あのドキドキ感が好きなんだよね」
「へー歪んでらっしゃる」
そのうち捕まりますよ、とは言わないでおく
なんだっけ、公然わいせつ罪?知らないけど。
「慣れてるみたいでよかった
騒がれるとほんとに通報されるし。」
鈴木さんは別に悪い人じゃなかった
けど特殊性癖、ってやつだ。
細い路地に連れ込まれて、自分のズボンを少しずらす
「ん」
と顎で言われ、咥えろってことなんだろうとマスクをとって口に含む
「ん、ぅ…っ」
にしてもフェラとかやっぱ苦手。
普通に吐きそうになる
でも今日は真慕の代理。
気合い入れて任務を遂行する、という謎の使命感で頑張った
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