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その後泣きすぎてダメになった真慕を撫でる
そこまで無理しないでも良かったのに。俺がしてもこんなに泣くほど嫌な行為ならなんでしたいと思ったんだろう
葵との練習と言っていたけど余計に道は遠のいたんじゃないの?大丈夫?
葵は知ってるのかな
真慕は葵の為に頑張ろうとしたんだって。まぁでもそれは2人が話し合うことか
俺が首を突っ込んでいい話じゃない。
「じゃあそろそろ帰ります」
ゆきがそう言う
葵はさっきゆきにも謝っていた
ゆきは「きっともう全部分かってると思うから一々言わないけど、次は無しね」となんか少し棘のある物言いだった
「絢」
呼ばれて、ゆきの元へ向かう
「……真慕に、また遊ぼうって伝えてください」
「ありがとう」
真慕はもう力尽きているので代わりに葵に伝言を頼む
2人の家を出れば、外は風が吹いていた
寒くてポケットに手を突っ込む
「お前ってほんと、優しいね」
前を歩いていたゆきが隣に並ぶ
「ゆきが物騒なだけ」
「はは、褒めてんのに。」
「お喋りはいいから早く帰ろ。やってくれるんでしょ?」
「まだやりたい?落ち着いたかと思った。まぁ、俺はいつでも大歓迎だけど」
「当たり前じゃん。
色々考えちゃうし、早く頭真っ白にして欲しい」
「それは大変。」
じゃあ急いで帰ろう、と助手席の扉を開けてくれた
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