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「……葵が、それでいいなら、いいや。」
少ししてから小さな声でそう言ってくれる
そうして。
ほんとにもう誰かとセックスしようなんて思わないで。考えるだけで耐えられなくなる。
時間も少したって真慕の涙が落ち着いた頃、一旦車に戻る
それから絢との事を聞いた
先程のメールで大方流れは掴んでいたが、改めて最後まで話を聞いて、真慕の意見も聞いた後、それはいけないことだと叱った
真慕のことを叱ったのは初めてだった
直ぐにべしょべしょに泣き出してしまって、撫でて抱きしめて全部何とかしてあげると言いたくなるけど、それは耐えた
だってそれをしてしまえば真慕はずっと絢に謝るタイミングを無くすし、大切にしている友人だと分かるからこそ、真慕を許してしまう訳にはいかなかった
これからも2人が対等である為に。
友達だと言えるために。
自分のした事を、正確に理解する為に。
ごめんなさい。はちゃんと言える仲であることは大切だ
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