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135 sideゆきひろ
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「おはよ。」
朝の支度を終え、眠る絢を見つめる
昨日は可愛かった
基本的に、気持ちいいと逆らえなくなる傾向があって可愛いとしか言いようがない
途中から多分自分でも何言ってるかわかってないんだろうな、ってくらい支離滅裂なことを言いながらイってて、それはまぁ普通に腰が止まらなくなった
「……はよ」
目を覚ましたのがわかって、声をかければ小さく欠伸を噛み殺して返してくれる
「無理させてごめんね。身体痛くない?」
いつもだったら、がっつきすぎ。なんてバカにしたように笑うけど、少し元気がないようでぼうっと壁を見た後、一拍置いて
「いい…後処理ありがと」
と小さく返される
昨日も抱いていて思ったけど、かなり細いからこうして元気がないと途端に心配になる
「仕事は?」
壁にかけた時計を見てそう言葉を落とされる
時計は7:00を指していた
今日は8:30頃に出ればいいからあと1時間30分。
「もう少ししたら」
「そう」
にしても。
まじで元気ないな。
「大丈夫?なんか気落ちてる?」
元々テンションが高い性格ではないけど、俯いて短い言葉で返してくるのは珍しい
いつも何かと小馬鹿にしてきたり、リビングに移動したり、髪整えたりと、気持ちは分かりやすいやつだから。
ベッドで俯いて、一点を見つめているのは珍しい
もしかして昨日やりすぎた?
身体、だるすぎ。みたいな?
「……何か泣きそう」
「え、どうした。身体しんどい?」
「わかん、ない…っ、ごめ」
言い終わらない内にぼろぼろと泣き出してしまった
流石にびっくりしてそばに寄ると背中をさすった
「っ、ひ…ぅ」
膝を三角に折ってそこに顔を埋める
近づくと、ブランケットを頭から被られた
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