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「舌熱いね」
そんな俺の思いとは裏腹にゆきは楽しそう
「…ううはい」
うるさい。
そう言おうと思っても上手く喋れない
「口の中まで綺麗
舌ピンク、歯小さい。あー可愛い。こんな簡単に口の中見せちゃいけないよ?人の急所じゃん」
いやお前が触りたがったんだろ。
なんで俺が責められんの?
俺だって誰にだってこうやって無抵抗で口を開けるじ訳じゃない
「んっ」
「ほんとえっち。あー、堪んない」
「は? んぅ…っ」
開かれた口にゆきの舌が入ってくる
キスはまだ1度しかしたことがなかった
いくらゆきとはいえ、やはり口を弄られるのは抵抗があった。
口と口、それは俺が本気で苦手としているのをわかってかキスは確かめるように優しいものから深くなっていく
息継ぎのタイミングとかは分かりやすく与えてくれるし、手を握ってガチガチになっていないかとか、そういう気遣いをされているのはすぐに分かって、だからこそ強くは抵抗できないし、実際取り乱しはしなかった
ほんとに嫌なときは無理やりしてくる奴じゃないから。
でも、実はそんな優しい奴でもないのかもしれない
最初に感じた腹黒さは案外間違いではないような気もする。だってこのプレイは流石に無いでしょ。
けど、何かもう多分、俺の負けだ。
ゆきに今更酷いことされたって嫌いにはなれないだろうし、構ってもらえる、って喜ぶんだろう
好きな人ができるとその人しか見えなくなる、っていう自分の恋愛観も忘れていたけど俺ってそういえばそういうタイプだったな
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