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152 side絢
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side絢
「…ゆき」
その日の夜中。
セックスでイったのと同時に気を失うようにして眠った
「…ゆき、ねぇ」
目が覚めた時には行為の全てが終わっていて、服も着せられていた
「ん、どした…」
「は、きそ…っ」
目が覚めて感じたのは強い吐き気。
目が覚めたのはむしろそのせいかもしれない
ゆきは途端に慌てて起きた
起こさないで静かにトイレに向かう、それが正しい対処法と分かっていても今体を起こしたら布団に戻してしまう気がした
「呼吸は?」
「…それは、大丈夫」
あーもうダサい。
口元を抑えながらゆっくりと呼吸をする
何ですぐにこう幻滅されるようなことをしてしまうのだろう
この前は過呼吸の症状を見られて、病院に付き添ってもらって、そして次はこのザマ。
ほんとに呆れられても文句言えないぞ俺
「体起こせそう?」
「…気持ち、わるい」
「厳しいかな。一瞬我慢な」
「吐きそ、う」
少し頭を起こされ、すぐにまた寝かせられる
布団と俺の間にタオルを挟んでくれた
「吐いても大丈夫だから」
背中をさすられ、嘔吐きそうになって手で口を抑えた
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