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あー、最悪だ
目が覚めたのは午前11:00
あの後泣きながら寝落ちたということで間違いないだろう
布団の中で目が覚めた
「起きた?調子どう?」
「…普通」
丁度ゆきはペットボトル片手に寝室に入ってきた
「なら良かった」
飲む?とミネラルウォーターを渡され、受け取ると小さく1口飲んだ
「飯食う?」
「……夜中華、行くから空かせておく」
「食べられそ?無理しなくていいよ」
「食べたい」
「おっけー、なら俺も空かせとこ」
言いながら俺の寝ているベッドにダイブしてくる
「重い」
「いい匂いする」
「意味分かんない」
「調子ほんと何ともない?」
「うん、治った」
「そう、なら引きずっても嫌だよな
じゃあそんな絢に俺からひとつ提案があります」
「はい何でしょうか、ゆきさん」
「ちょっと行きたいところあるんだけど、中華の前にどうでしょう」
「行きたいところって?」
「絢は興味無いかもしれないんだけどー…あ。あった これ」
ケータイで検索した画面を見せられる
目が悪いので文字は全く読めないが大きな画像があって、それは見たことがある場所だ
「本屋?」
「そ。でもただの本屋じゃないよ
めちゃくちゃ大規模。
新しく今月にオープンしたんだけど海外の絵本、洋書、古典芸能、資格本、小説、漫画、写真集。とにかく色んなジャンルがあるみたいで。
試し読みコーナーもあって面白いんだってよ」
「本 好きなの?」
「買うとキリないからケータイで読んだりしてるんだけど、お気に入りのは買ってる。
結構すきだよ」
「へぇ、そこ行きたいの?」
「うん、いい?」
「いいよ」
ゆきが好きなこと。
それに付き合わされるのってなんか嬉しい
「じゃあゆっくり支度してそれから行こうか」
「はーい」
適当に欠伸をしながら返事をしてベッドから降りた
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