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164 side葵
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side葵
今日は休憩という休憩中ずっと真慕のことを考えていた
それはもう周りの人が不審がる程。
それなのに仕事が終わったのは21:00
…真慕、寝ちゃったかな
いや、寝ていてもいいんだよ。
遅くまで起きているのは体に良くないし、何より無理してまですることじゃないから
でもやっぱり本音を言うのなら起きていて欲しい
真慕に触れたい
家に着いたのは21:45
寝ているかもしれないと思いそっと玄関を開けた
「…あ。葵だ」
真慕は丁度お風呂上がりのようで濡れた髪をタオルで拭いていた
「ただいま」
すぐに手を洗う
外の悪い菌を移してしまってはダメだから。
真慕はてて、と近ずいてきて小さく口を開いた
「…おかえり」
「待っていてくれたの?」
「待ってたとか、そういうのじゃない」
くちゃくちゃ、と慣れない手つきで髪をタオルで拭きながらソファに向かって離れていってしまう
あまりちゃんとふけていなくてソファに座り落ち着いた後もぽたぽたと毛先から水滴が滴っている
「拭いてもいい?
ふふ、そっか。でもありがとうね」
後ろから近ずいて、タオルを借りる
頭を揺らさないように優しく拭く
されるがままに委ねてくれる姿に既に癒された
「……ん 」
それから夜ご飯を2人で食べる
食べよう、と誘わないと自分からは何も口にしないから今日のお昼も食べていないようだった
それから俺もお風呂に入り、いざ真慕の座るソファに近ずけば、びくりと距離を置かれてしまった
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