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「…あおい」
「ん〜?」
よしよし、と撫でながらもう今日はそういうことをする気はないよ、大丈夫だから安心してね。怖くないよ。と伝えるようにゆっくりと今日あった話をしていた
「どうしたの?」
依然 真慕は俯いている
「…う、て……どうして、胸…触りたいの?」
もしかして、触らせてくれるの…?
さっきまで反省していたくせに真慕の一言で反省点をひとつも活かすことなく気持ちが浮かび上がってしまう
こんな単純で馬鹿みたいな男、真慕にはモテないぞ
今日はもう一切しない、さっき決めたはずなのに決意はすぐに揺らぐ
「…胸はね、触ると気持ちよくなれるところの一つでもあるんだよ」
すぐに答えてしまった
「真慕に気持ちよくなってもらいたくて」
そして俺は気持ちよくなっている時の真慕の顔が見たい
「…痛い、じゃん。気持ちくない」
痛い、か。
そうだよな
真慕の中でそういう行為はなんら暴力と変わらない位置づけだ。
痛い以外は有り得ないのだ
「痛くないよ」
そうは言っても、信じて貰えないんだろうけど。
だって事実、真慕の中でそれは痛いことで間違いないのだ
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