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189 sideゆきひろ
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sideゆきひろ
「深くは聞かずに質問にだけ答えて欲しいんだけど、いい?」
「え、なに。」
仕事から帰ってきて、絢が昼間にコンビニで買ってきたという限定アイスを2人で食べながらふと葵との計画を思い出して聞く
「質問にだけ答えること。いい?」
「…うん、?」
可愛い顔で不審そうに見られる
「質問は全部で4つ。
1つ目。
出先で泊まることが出来ますか
落ち着かなくなったり不安になったりしないで過ごせますか」
「…はい、泊まれます」
不思議そうにするけど『質問だけに答えること』を了承したからか何も聞かずに答えてくれる
「質問2つ目。
苦手な場所はありますか」
「え、場所?…んー、なんだろ。別にない、と思う。」
「質問3つ目。
乗り物酔いはしますか」
「乗り物、乗り物……バスは、あんまり」
大丈夫な時もあるけど大体酔う、と新たな一面を教えてくれる
「バスね。了解
じゃあ最後に4つ目。
苦手な食べ物はありますか」
「食べ物は…ちょこちょこあるけど絶対無理ってのはない
…あ。果物は食べすぎると気持ち悪くなる
普通になら大丈夫だけど。」
「そうなの?」
「うん、何かそうっぽい」
「果物とバスね、りょーかい」
「ねぇ、それなんの質問だったの?」
「質問にだけ答える約束、って言ったでしょ?まだ内緒」
「いつか分かるの?」
「上手くいけばね」
「何が上手くいくの?」
「だから、質問禁止。はい、あーん」
スプーンにアイスをすくって口の前に出す
もちろん可愛くあーん。なんて食べてくれるはずもなく「アホじゃん」なんて言いながらあーん。はスルーされた
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