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「あ、やば…充電器どこだっけ。」
「昨日テーブルに出してなかった?」
「あー、あった」
「あれアイロンどこ」
「昨日しまってたよ」
「今日だって使うんだからバカじゃん俺……熱っ」
「大丈夫?」
「うん」
スーツケースを開けてアイロンを取り出して髪を整える
落ちてきていた髪色もちゃんと美容室にいってカラーもしてもらった
寝起きでボケっとしながらはねた髪を抑えていく
昨日は結局4:00過ぎくらいまで起きていて…正確には起きてたっていうかゆきにあんなことやこんなことをされて眠らせて貰えなかっただけなんだけど。
2:00頃に準備が終わり、そろそろ寝ようなんて思っていた矢先「勃った」と言い出し聞こえないフリをしたけど何度も強めに「勃った」と謎に圧をかけられて結局最後まで。
「薬ここにあるけど必要な分入れた?」
キッチンから声をかけられ振り向くと病院から貰った薬の袋を手に持っていた
「え?あー忘れてた」
「俺のリュック入れとくよ?」
「んー」
「ねぇ絢、俺昨日ケータイどこやってた?」
「はぁ?ケータイ無くしたの?
鳴らす?」
「おねがーい」
俺たちは似たもの同士らしい。
1人でも俺は出かける時大体こうなる
あれ忘れてた、これどこいったっけ、あれは入れた?
なんて当日の朝になってバタバタする
そのくせに焦りもしないでダラダラ準備をするあたりほんとに似てる
悪いところだから直さないと、と思っていたのにゆきも同じギリギリ派だと思えば何となく嬉しい
悪いところは悪いところだけど、同じ性格の部分が垣間見えるとそんな気持ちになった
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