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それから真慕達と19:00に食事の約束をして別れた
俺とゆきはまた宿内の散歩を始める
真慕から貰った袋には何だかすごくオシャレなチョコレートと酒瓶が入ってた
いや酒瓶って。
男らしすぎない?
ふは、と思わず笑ってしまう
俺にあげたくなって酒瓶買ってくるってすごいよ逆に。
どんだけ酒豪だと思われてんの。
どういう認識それ。
酒は嫌いじゃないしむしろ嬉しいけど。
でも、なんかそれはさすがに面白いって。
「1回部屋戻っておいてくる?」
「ううん、持ってる。」
宿の中は随分と広かった
途中マッサージコーナーも見つけて、足だけとか肩だけ、全身、とコースを選んでやって貰えるようでお風呂上がりにやってみようと謎に盛り上がる
ゆきが何時までやっていますか、なんて無駄にキリッてしながら確認していた
「風呂上がりも楽しみ増えた」
「足裏マッサージって割と痛いよね」
「受けたことあんの?」
「うん。足裏やってんのに太もも吊りそうになる」
「どういう力み方」
可笑しそうに笑いながらゆきは俺の手を繋ぐ
部屋に戻ると、真慕から貰ったチョコレートと酒瓶の写真を撮って『ありがとー』とTwi○terに投稿すると真慕からいいねがきた
彼は鍵アカウントで、葵と俺。それから幼なじみなのか、SNS繋がりなのかは分からないけれど『茜』って人と『廣谷』という人。それ以外は動物の癒し系アカウントばかりをフォローしているアカウントだった
投稿は少なくて、たまに葵とのツーショットや夜ご飯を上げているくらい。
前に「やる意味あるそれ?」と聞いたら「俺は見る専門。」と言われた
アイコンは少なくても2年は同じままの葵が撮ったであろう部屋でテレビを見ている真慕の後ろ姿。
この頃の茶髪はピンク味が強くて、フィルターの影響もあってかほぼピンク髪くらいに見える
アイコンを見ながら過去ツイートを流し見ていたらちょこちょこといいねの通知が来る
『旅館?どこかに出かけてるの?』
『久しぶりに会いたい、今度連絡ちょーだい』なんてリプライ。
コメントはどれも夜に出会った人達からで数回は体を重ねていたり元彼だったりする。
こういう人達と中学や高校の同級生が入り交じってるこのアカウントは衛生的に終わってる
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