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257 sideゆきひろ 食事やBARへ。
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sideゆきひろ
気づけば19:00
部屋にも運んで貰えるようだったがお互い何かあった時は戻ってリラックスさせてあげられるようにと、あえて部屋ではなく1階の食事会場で食べることになった
部屋を出ると丁度 葵と真慕が出てきたところで、タイミングが重なった
「お酒とチョコありがと」
前を歩く二人の会話をぼんやり聞きながら食事会場へと向かう
「チョコは人気店のなんだって。綺麗だし美味しかった
お酒は絢に似合いそうだったから」
「似合う?」
「笑えるくらい似合う。」
「ふは、何それ喜ぶとこなのかわかんない」
真慕は意外と絢の事をよく見ていてくれた
階段は手すり側をさりげなく譲ってくれていたし、段差があるとさり気なく絢の手の甲にぽん、と触れる
それは話しながらでもコケないように2人で考えた案なのか、その合図の意図は絢にも伝わっていて1度止まって確認したりしていた
変わって、目の前を通り過ぎる人とかこちらを見る人、真慕が怯えたように減速すると絢はじ、とその人たちを睨むように見てから真慕の手を引いた
何だかふたりの気遣いがお互いに向けられていて微笑ましい
事前に渡されていた夕食券を見せると席に案内された
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