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入ってきたチャラそうな男はヘラヘラしながら
トテトテと、こちらに歩いてきた
「な、何。」
僕は目と鼻の先まで近ずいてきた男を精一杯睨む。
「いんや?」
何でも?と、言いながら僕をじっと見つめた
この男、見た目は軽そうで誰でも受け入れていそうな容姿だが男の目は嘲笑のような色をしていて
ちょっと苦手かも
「はじめまして、僕ウィル」
ウィルは黒く長い髪を揺らしながら僕に手を出てきた
「何これ」
出された手に対して何をすればいいかわからず
とりあえず人差し指でチョンと触れてみた
「ぶっ…ぷぷ
か、かわいぃ〜〜笑」
「な、!!」
バカにした!!絶対バカにしたでしょ!!
恥ずかしすぎて顔が真っ赤になる
「握手だよ。あーくーしゅ!」
握手?
「…!!!そう!それそれ!
なぁんだ。覚えてるじゃん…」
何となく左手で握っただけだった。
でも、こうすれば心が暖かいんだと
何処かで知った
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