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彼体操服⑥
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下着に入れてきた手は僕のそれを掴み焦らすように先端を指先で弄りだした。
夏希くんの顔を見ると余計に意識してしまって感度が上がる。
「っはぁ……あっ…夏希くん……」
「お前は…おっかないからほっとけない。守ってきたのに誰かに壊されたりしたら意味がない」
「うっ……大丈夫だよ…んぁあ…あっ」
「お前なら犯せるって言ってる男いるから気をつけろよ」
その言葉を聞いた途端ゾッとして鳥肌が立った。夏希くんにこうされることは嫌じゃない。
それどころかもっと触れて欲しいと思う。
でも他の人にはここまで触れられたくない。
「……そんなの嘘だ……っあぁ…あっ……だって僕は…こういうこと……したくなっ」
「……俺も嫌?」
「ちがっ…あぁ…」
しっかりと握るとゆっくりと扱き出した。
自分の手以外だと力加減が違うため気持ち良さがこっちの方が大きい。
そのせいで上手く喋れなくなってきてしまう。
必死に首を横に振って違うということを示すしかなかった。
「…お前ってわかんない。純粋すぎて罪悪感湧く…のにやめらんない」
「……あのね…っん…僕はぁ……あっ」
夏希くんは首や胸元にキスをしてきた。
それがくすぐったいのに心地よい。
扱く力も強くなり腰が言うことを効かずにビクビク動いてしまう。
そして夏希くんは僕の目を見て言葉を待っていてくれた。
「純粋なんかじゃ……っダメ、もう……もっ……もうイきそ……っ」
「いいよ…」
低く鋭い声で耳元で囁かれると、それが合図かのように達してしまった。
その直後、急に恥ずかしくなってきて顔から火が出そうなほど熱くなってきた。
「っはぁ……はぁ……あの…あのね、僕は……純粋なんかじゃないよ…」
「……煽るじゃん」
夏希くんはそう言うとキスをしてきた。
激しく強いキスで息が苦しくなる。
それでも相手が夏希くんだから…それすらも快楽でしかない。
舌がねっとりと絡み合い涎が口の端から垂れてしまう。
そんなことも気にせずに呼吸を忘れるほどの熱く長いキスを続ける。
「んんむっ……ふぅ……うっ」
キスをされながら体中を撫で回される。
キスも撫でる手も激しい。もうどこを触られても体がビクビク反応してしまい達したというのに興奮が収まらなかった。
「ねぇ…」
「っあ……!」
「……いい?」
「ん……」
僕の片手を掴み、引っ張られた先は夏樹くんの勃起したものだった。
目を合わせると何かを訴えるように見つめてくる。
そっと握り扱くと夏希くんは少しビクッとした。
感じてる?僕の手で?
(どうしよう…夏希くんの…触ってる…)
すると夏希くんはズボンと下着を脱ぎ下半身を露にした。
そしてまた僕の手をそこに誘導する。
生で触るそれはもう既に固く興奮状態にあった。
(夏希くん…すごい興奮してる…)
「動かして」
僕が扱き出すと夏希くんは自分の指を舐めて濡らしてから僕の下半身に手を伸ばし穴に指先をツプッと入れた。
「んッ……」
異物感があるものの夏希くんのが入っていると思うとドキドキが止まらない。
少しずつ指が奥へ入っていくのを感じる。
「っ…冬木…」
「夏希くん…?」
「それ…誰に教わったの、気持ちよすぎ…」
「…誰にも教わってな…あぁっ…!」
急に刺激がきてビクリと腰が跳ねてしまう。
指が当たっているところが気持ち良すぎてまたギンギンに勃起してしまっている。
「あぁっ……待っ……夏希くん……夏希くっ」
「冬木……もっと俺の名前呼んで」
「っうぁ……!そこっ……ダメぇッ……あぁっ……夏希くんッ…そこやだぁ……あぁっ」
「ここ好き?」
夏希くんの指が奥に当たるだけでも気持ちよかったのに、コリコリと指で掻かれると比べ物にならないほどの快楽が襲う。
「そっ……そこばっかっ……やぁああっ……あっ……うぅ」
声が抑えられなくてどんどん大きくなっていく。
部室の外へ漏れてしまっていたらどうしようと思うと余計に感じてしまう。
どうして焦っているのに気持ちよくなってしまうんだ。僕、変態なのかもしれない。
「後ろだけでそんなに感じるんだ…かわいい……」
「っはぁ…………ぁ……夏希くん……」
指を抜かれるとぐったりしてしまった。
けれど夏希くんは構わずに体勢を変える。
これからされることは考えなくても理解出来た。
怖いし不安だけどもう拒絶する体力も残ってない。それに断る理由なんてない。
相手が夏希くんだから。
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