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彼首輪④
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「…そ、それ…その手錠したまま…ここからでて誰かに見られたら…な…なんて言うんだよ」
「なら早く外せよ」
「それは…む、無理だ。口止め…だからな」
そう言いながら魚崎は棚の上の方の箱を取ろうとしていたが、身長が足らずに中々手が届いてない。
指先が触れたその途端、箱が棚から落ちていき大きな音を立てて箱の中身が床に散らばった。
「な…んだよ…これ……」
そこには真っ赤な猿ぐつわに蝋燭、黒いムチにピンクのローター、あとは形を見ても分からないものたちが目の前に広がる。
校内になぜこんなものが保管されていたんだ?
そして魚崎はなぜ知っていて取ろうとしていたんだ。
「…お…音を立てても人が来ないもんだな」
「なんなんだよこれは……」
「流石元音楽室だ……防音が少しは機能してるんだな……」
「おい!答えろよ、なんなんだよ!」
少し大声を出すと魚崎は焦った様子で俺の髪の毛を鷲掴んだ。
そして顔を近づけてきてめちゃくちゃに睨んでくる。
「黙れよ…?防音室とは言え声荒らげたら聞こえんだろうが」
「は?だったら早く答えろよ」
「み…見てわかるだろ全部。馬鹿かお前は?騒ぐことしか…で、出来ないのか?それとも…本当にわかんないって言うのかよ。な…な、なら何個か使って教えてやる」
魚崎は猿ぐつわを手に取り俺の口に押し込んできた。丸いプラスチックだろうか、突如入れられ抗うことも出来ないまま後頭部で固定されてしまい上手く言葉が話せなくなる。
段々魚崎が何をしてこようとしてるのかを察してきた。
こんなことをして許されるとでも思っているのか?こいつは一体何が目的なんだ?
「アッハッハッハッハッ!本当に人に使ったのは初めてだ……はは…あぁ、いい…めちゃくちゃいいな…普段クラスの中心にいますってタイプのお前が……猿ぐつわを口に付けらさせられて……惨め」
(馬鹿にしやがって…さっきからずっとだ、俺の事を見下しやがって…!)
言葉を出そうにも口にいるこいつのせいで何も話せない。せめてもの抵抗で睨みつけるが逆効果のようだ。
もしかして魚崎には…そういう性的趣向があるのか?
「なんだよその目は…気に入らない…ムカつくんだよ……お、俺みたいなタイプを…お前らは馬鹿にしてきて……」
今度はなにか布を手に取り目に近づけてきた。
これは目隠しだ。
「んーー!ん!んー!」
いよいよただならぬ雰囲気に危機感を覚え何とか顔を振って目隠しを付けられないようにと避けてみる。
その途端パシンと頬を平手打ちされた。
いきなり過ぎて一瞬理解できなかったが、動いた視点と痛む頬で何をされたかを冷静に理解した。
本気で暴力まで振るう気でいるんだとわかった途端、下手な抵抗をすることが怖くなり出す。
「そうだよ……そうやって、黙って……」
そのまま視界がシャットアウトされた。
頬や体は痛いし手錠のせいで動けないし、目も口も塞がれている。なんで首輪を拾っただけでこんな目に遭っているのかが理解できない。
(な…なんだ、脱がされてる…!?)
プチプチとボタンを外す音が聞こえる。
そして外し終えると、中に着ていた肌着を捲られる。急に前が無防備にされ不快な気持ちが心を蝕んでいく。
「は…はは、これ……当ててみるか」
ガチャガチャと音がした後に、振動音がした。
ヴー…と鳴っているそれは見なくても何となくローターだろうと勘づいた。
その音がだんだん近づいてくると、胸に当てられ更にそこから乳首の周りをクルクルと回るように当てられていく。
(…コイツは俺の体で色々試す気なのか?)
「はは……乳首がピンとしてきた……」
「っん…!ん…んん!」
乳首に振動が走ると体がビクッと反応した。
さっきまで胸に当てられていたよりも全然感じ方が違う。無意識で声が漏れてしまうし体も勝手に動いてしまう。
「何お前…か、感じてんの…?」
「んん…んー!ん!」
首を横に振るも否定しても無駄なようだ。
もう一方の乳首にも当てられるとまたビリビリと痺れたかのような刺激が走り腰がビクつく。
明らかに“気持ちいい”と思っている自分に嫌悪感が止まらない。
こんな状況でこんなことをされているのにも関わらず感じてしまっていることが苦痛で仕方ない。
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