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眼鏡
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会社の休みがお互い合い、奏和さんの家にお邪魔していたときのことだ。奏和さんが珍しく眼鏡をかけていた。なかなか見ることがない姿に俺は少し驚いた。
この人はなんでも似合うなぁ。かわいい。
じっと見つめていても、本の世界に入り込んでいるのか奏和さんは俺の視線に気づかない。
この気持ちを心の中で済ませようと思ったが、やっぱり言わないと気が済まない。それに言った時の反応も見てみたいし。
そう思って俺は口を開いた。
「メガネ姿、かわいいですね」
奏和さんは読んでいた本から顔を上げ、みるみる赤くなっていった。
「……っ、う、うるさい。いい歳した大人に可愛いとか言うな」
その姿にちょっとしたイタズラ心と愛おしさが芽生え、俺は奏和さんに近づき頬にキスをした。奏和さんはビクッとして目を丸くした。
「ふふっ、顔真っ赤」
「おっ、お前のせいだろ!」
文句を言い続けているが、顔を真っ赤にしているせいで全然怖くない。
ほんと、かわいい。
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