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ヒーリング効果
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【先にお前ん家行ってるよ】
俺は数時間前に送られていたメッセージを見ていた。ただ今の時刻は22時過ぎ。余裕で定時を過ぎている。
もう、早く帰ろう。てか帰りたい。
俺はお疲れ様でしたと言って、いつもより重い足取りで駅に向かった。
今日はとことん疲れた。
広報部である俺は、1ヶ月後にある会社の交流イベントに向けて準備を進めていた。最近はどんどん忙しくなってきているというのに、急にパソコンが不具合を起こした。これは一大事だ。パソコンがなければ何も出来ない。部署内は焦りと混乱でもうひどい様に。バックアップがあったからどうにかなかったけど……あの空気は思い出しただけで胃が痛くなる……。
はぁ…。と自然にため息が出た。
電車の揺れが一段と身体に響いた。
下りると、頭と体がふらっとした。少し酔ったみたいだった。いつもは酔わないのに。
俺は息を吐いて家まで歩いた。
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