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「う、宇井原...っ」
バッと後ろを振り向けば、そこには口元に笑みを浮かべた宇井原がいた。
「おはよ」
「お、はよ...っ」
「つか、神崎はやくね?まだ時間前だろ」
「う、るせーよ。そんなん宇井原だってそうだろ」
「俺はオールしてきたからな、はやく来ねえと寝そうだったんだよ」
「なんでオール?」
「聞きたいか?18禁内容だけど」
「なっ...!!!え、遠慮しとく..っ」
意地悪くニヤリと笑ってみせた宇井原。
その顔にドキリと胸が高鳴る。
じ、18禁ってなんだ。
まさか、自慰...とか..?
(って、俺はなに考えてんだ!朝っぱらから!)
「大丈夫か?顔真っ赤だぞ」
「だ、大丈夫!はやく行こうぜ」
「おう」
顔を覗き込ませてくる宇井原を追い払って、俺は逃げるように走った。
「で、どこ行くんだよ」
「..決めてない」
「は?なんだそれ」
呆れた顔を遠慮なくみせてくる宇井原。
だ、だって色々考えることがあって、余裕がなかったんだ。
「まぁいいけど」
「いいのかよ」
「なんだよ、どっか行きたいとこでもあんの?」
「ないけどよ」
「じゃあ、そこらへんぶらぶらしようぜ」
怒られなかったことに拍子抜けしながらも、気にしていないと笑う宇井原に、気分が高揚するのが分かった。
(ああ...、やっぱり好きだ)
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