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第二章 父の悩みは尽きないのです⑥
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歯列をなぞられる感触に、思わず口が開くと中に蓮の舌が強引に入って来て口腔内を犯し始める。
唾液も舌を吸い取られるようなキスに、思わず腰が抜ける。
立っていられなくなり、ガックリと腰から蓮の胸元へ倒れ込む。
気が付くと、蓮の身体にもたれかかってキスを受け止めていた。
どの位キスをしていのだろうか?
やっと唇が離れる頃には、蓮に縋るように抱き付いてしまっていた。
僕を抱き締める反対側の蓮の手が、ガス台の火をカチャっと音を立てて止める。
その音に、思わずハっと我に返る。
「れ…蓮!何するんだよ!」
慌てて抵抗を始めると、蓮が軽々僕を担いで歩き出した。
「ちょ…何するんだよ!蓮!」
ジタバタと暴れても、鍛え上げられた蓮の身体はビクともしない。
蓮は自分の部屋のドアを開けると、僕をベッドの上へと放り投げた。
『ガチャリ』と鍵の掛かる音に、恐怖が湧き上がる。
「蓮?お前…何してるんだよ」
上半身を起こして蓮のベッドから逃げようとしたその時、蓮がハンガーに掛かっていたネクタイを手にして近付いて来た。
「おい…冗談はやめろ!お前、洒落にならないぞ!」
ベッドに近付く蓮から逃げようと、僕はジリジリと後ろへ逃げる。
でも、すぐに壁にぶつかってしまい、逃げ場を失くしてしまう。
「あそこに居た女…ハルの好みだよな…」
ぽつりと言われて、さっきの綺麗な女性を思い出す。
その間、蓮が着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。
逞しい身体があらわになり、この後に何をしようとしているのか想像が出来て、額に嫌な汗が流れる。
「ああいう、真面目そうでお堅いスーツの中に隠してる巨乳…ハル好きだもんな…」
凶悪な笑みを浮かべて、蓮がゆっくりとした足取りで近付く。
「そんなんじゃ…無い」
必死に首を横に振ると
「隠さなくて良いよ。ハル…又、俺に隠して彼女作るの?」
蓮が片足をベッドに乗せると、『ギシ』っとベッドのスプリングが鳴り響く。
まるで獲物を捕まえる肉食獣のような目で、ゆっくりと僕に近付いてくる。
どうやって逃げようかと、必死に逃げる経路を頭で考える。
睨み合いが続いて、沈黙が流れる。
その沈黙を破ったのは、蓮が僕をベッドへ押し倒した時に鳴ったスプリングが軋む音だった。腕を掴まれ、強引に抱き寄せられるとベッドへと押し倒された。
その時、両腕を掴まれて頭の上で一つにされると、蓮の学生服のネクタイで一つに縛られてしまう。
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