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第四章 永遠に④
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「…で、だ。」
その日の夕食後、僕は蓮に話があると伝えた。
テーブルに向き合い、蓮を真っ直ぐ見つめて
「お前、僕を殺す気か?」
真剣に尋ねた。
「はあ?」
間抜けた蓮の返事に咳払いすると
「あのな…昼間も言ったけど、朝昼晩、朝昼晩とSEXされたら、僕の身体が持たない!」
と抗議した。
「あぁ…。それって、死ぬほど良いって事?」
恥ずかしそうに笑う蓮に
「ちっっが~う!全然、違う!元運動部のお前の体力で、毎日、毎日朝昼晩とガンガン尻掘られて迷惑だ!って言ってるんだよ!」
テーブルを叩き僕が叫ぶ。
「ハル…言葉が下品だよ」
シュンとしながら呟く蓮に
「下品でも何でも、お前に腹上死させられる位なら、何度だって言ってやる!」
怒りMAXで続ける僕に
「腹上死って…。ハル…、騎乗位してくれないじゃん」
って、唇を尖らせて呟いた。
僕は蓮の言葉に一瞬凍り付くと
「だ~か~ら~!体位の話なんて、今はしてないんだよ!このまま、蓮のやりたい通りにやってたら、僕はやり殺されるって言ってんの!分かる?」
机を叩いて叫んだ。
「無理矢理はしてないよ!ハルだって、最終的にはいつも『もっと』って言って…」
「わ~!!!」
僕は蓮の言葉を遮り、もう一度咳払いをして
「今後、朝と昼は無し。夜も1回のみにして下さい。」
そう言い切った。
「え!1回って…ハルがイッた1回じゃないよね?」
前のめりになって聞かれる。
「それは…」
口ごもると
「ハルがイッた1回なら、俺、今後ハルを抱く時はハルの根本縛るからね!」
目が据わって言われてしまう。
「分かった…」
「じゃあ、俺がイッた1回な。分かった」
蓮は渋々ではあったが頷いた。
「その代わり、ハルがもっとしてって言ったら、俺、やるからな!」
凄い怖い顔で言われたけど、僕がそんな事を言う訳が無い。
「どうぞ、どうぞ。そんな事、絶対に言わないから」
笑顔で答える僕に、蓮は不敵な笑みを浮かべて
「後で後悔すんなよ!」
って言われた。
この時の僕は、これが蓮の仕組んだ罠だとは思いもしなかった。
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