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思い出。
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「ごめん、やっぱり無理だ…。」
その言葉を残して、ヒデは俺の部屋から出ていった。
ふと、窓の外を見ていると、さっきまで晴れていた空が曇って、しとしとと雪が降り始める。
頬に触れると、しっとりと濡れている。
あぁ、今俺は泣いているのか……
声が零れ出ないように歯をくいしばり下を向くと、ますます泣きだがぽろぽろとこぼれだした。
その時やっと、俺はフラれたんだと知った。
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