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Ⅰ
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ここは煌びやかな繁華街。
俺はここで一攫千金シンデレラストーリーを狙っている!
あぁ間違えた。「狙っている」ではなくて「狙っていた」。
ホストになって簡単に金を稼げると思った俺がアホだった。
「おい!千鶴!はやく掃除しろよ!」
勉強も運動もイマイチ。顔少し良かったからってホストになったらこの様だ。
「あぁい、今行きマース」
俺はだるげに返事をすると先輩の方に足を運ぶ。
あいつもこの前までは一緒に雑用やってたのに、少し指名が入ったからってイキリやがって...
あぁイラつく!!
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「はい。これで終了お疲れ様ー」
「お疲れ様でした」
しゃあ終われる。家帰りたい。家。
俺はロッカーに荷物を取りに行き、店をでた。
「でけぇ看板だな、」
俺はそうナンバーワンホストの看板に向かって呟いた。
本当にでかかった看板も、ナンバーワンホストも。
俺にはやっぱり無理なのか?
もさいし、気が利かないし、もさいし。
はぁやっぱダメだわ。俺。
そう思いながら足を動かした。
ドスッ
何かにつまづき、転びそうになった。
「いてぇな、って人間!?」
俺の目の前には人間が転がっていた。
え、何?死体?え、、やばそ?
転がっている人間の腕が動き、そして喋った。
「あの....」
「へぇ!?な、なんですか?」
「た、たしゅけてくらさい」
「え?え?」
助ける?え、え、?
俺は混乱していたので、取り敢えず家に上げてみた。
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