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頭いてぇ…。
てか、俺何してたっけ。
ああ、そうだ。城崎と飲んでたんだ。
めっちゃ美味い焼き鳥と酒食って………、
それから?
「………!?」
「あ、先輩。やっと起きましたか。」
「なに?!どこ?!」
あの後記憶ない!!
てか途中から記憶ない!!
城崎がモテるって話して、そのあと何話してたっけ。
「ここ、ビジホです。焼き鳥屋の近くの。」
「マジか。ごめん。飲み過ぎた。」
「本当ですよ。」
てか、城崎の格好なに?エロくね?
上裸で下はボクサーパンツのみ。
男の俺から見てもエロいし、格好いいと思う。
鍛えてるからなんだろうけど。
「って、そうじゃん!筋肉の話したわ。」
「何のことっすか。」
「さっきの居酒屋の記憶!筋肉の話した!」
「あぁ、先輩がベタベタ俺のこと触ってきたかと思えば突然寝落ちしてましたね。」
「マジで?!ごめん!!」
城崎は呆れ顔でそう言った。
冷蔵庫からミネラルウォーターを取って一気に飲み干す。
喉仏が上下して……、え、格好よくね?
本当神様ってひでぇな。世の中はこんな不平等なの?
「何見てるんですか?」
「え、いや。普通に格好よくて見惚れてたわ。」
「俺に?」
「うん。いいな、俺もそんなんだったらモテ……、え?」
ドサッ…とベッドに体を押し倒された。
ビジネスホテルの硬いマットレスに身体が沈む。
え?え?
「さっき、俺の好きな人ってどんな人って話しましたよね。」
「あ…、あぁ。」
「今、俺の目の前にいます。」
「え?」
キョロキョロと辺りを見渡す。
もちろん俺と城崎しか居ない。
え、どういうこと?え?え?
城崎に目線を戻すと、欲情した瞳で俺を見下ろしていた。
「先輩、好きです。」
「冗談…、だよな……?」
これが冒頭までの出来事だ。
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