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城崎がミネラルウォーターを買ってきて、それを飲んでしばらくして落ち着いてからホテルへ向かった。
ゲロを吐いた俺自身はあまり汚れていないが、城崎はシャツを脱いで水道でシャツを洗っていた。
「城崎、悪い…。」
「いいですよ。先輩のゲロなら許せます。」
「それはちょっと気持ち悪い…。」
澄ました顔でとんでもない発言をする城崎にちょっと引いてしまう。
当の本人は気にする様子もなくシャワーを浴びにいった。
俺はネクタイを外し胸元のボタンを緩めてベッドに横になる。
一応部屋はツインを取ってくれた。
まぁ男二人で入るのにダブル取ったらさすがに受付がビビるわな。
程よく酒が抜けてきて眠気に襲われる。
目を閉じようとした瞬間、俺の目の前に早々にシャワーを浴び終えた城崎が座った。
「先輩。」
「何……。眠い………。」
「起きないと犯しますよ。」
「はい。起きます。」
なんかまたお怒り城崎が戻ってきていたので、俺は城崎の前に正座した。
これ、本当に俺が先輩なんだよな…?
立場逆転してて泣いちゃうよ?俺。
「俺がなんで怒ってるかわかります?」
「分かんない。」
「本当にわからないんですか?」
「飲みすぎた……とか?」
「まぁそれもありますね。」
一つじゃないのかよ。
思い当たる節がなくて困惑する。
「ねぇ、先輩。お酒飲んで隙だらけの先輩、どこに泊まるって言いました?」
「泊まる………、涼真ん家?え?まさかおまえ、そんなんで怒ってんの?」
「そんなん?は?馬鹿なんですか?俺、先輩のこと好きって言いましたよね?」
「でも、涼真は俺の親友だし。今まで何回も泊まってるし今更……わぁっ?!」
城崎は急に俺を押し倒し、ボタンを外して俺の肌に触れる。
「こんなことされても?」
「涼真はしねーよ!こんなこと!!」
「絶対?100%って言い切れる?」
「言い切れる!マジでそういう関係じゃないから!!」
「先輩はそう思ってても柳津さんはどう思ってるか分かりませんよ。」
「涼真は俺のことそんな風に見てない!本当だからァ…!やめてっ…ヒゥッ……」
城崎が理不尽に怒ってくるし、なんだか俺と涼真の友情を否定されたみたいで涙が出た。
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