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「で?どうしたんですか?これ。」
俺はソファに座る城崎の前に正座した。
何でこんなことに…。
「千紗が……押し付けてきた……。」
「ふぅん。あの人、腐女子なんですか。」
「ふじょ……?」
「ホモが好きな女の人のことです。これなんて、代表的ですよ。」
城崎はさっきまで俺が読んでいた漫画をペラペラ捲る。
よくあんな表情変えずにアレが読めるな?
ていうか、千紗もこういうの読んでたってこと…?
なんか…、なんかショック。
「ということは、まぁ伊藤さんは俺らのこと応援してくれそうですね。」
「何でわかったの?!」
「だってライオンの前に肉垂らしてるようなもんじゃないですか。」
「どういうこと??」
「そういうことです。」
城崎はふぅ…と息を吐いて本を閉じた。
そして俺の方を見てニヤリと笑う。
「そんなことより、先輩。」
「………?」
「これ見て、俺の名前呼んで、オナニーしてましたよね?」
「………!」
「このマンガ、後輩と先輩のオフィスラブですもんね。まさか、俺と先輩に置き換えて想像してたんですか?」
「そ、それは……」
「それに、これ。このページ開いてましたけど。」
城崎はアナルセックス入門編のシャワ浣のページを俺に見せる。
思わず手でケツを押さえると、城崎はニヤッと笑う。
「まさか、したんですか?」
「うるさいっ…!」
「それって肯定ですよね?」
もうやだ。
鋭い城崎も分かりやすい俺もどっちも嫌!
城崎はソファから降りて俺の尻を撫でた。
指がズボン越しに肛門を擦り、身体がピクッと揺れる。
「まぁ、先輩。とりあえずベッド行きませんか?」
「や…、やんの……?」
「中綺麗にまでしてもらって、据え膳食わぬは男の恥って言いません?」
「そんなつもりじゃ……、わぁっ!」
城崎に腕を引いて寝室へ連れて行かれる。
「まぁ、今日俺が来ることさえ覚えてなかったお仕置きも兼ねて。」
「し、城崎!電気消して!」
「電気消したら読めないでしょ?」
「読むって、何!?」
「これ、想像じゃなくて現実にしてあげます。」
城崎はあのR18漫画を枕元に置いた。
嫌な予感しかしなくて、俺は汗が止まらなかった。
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