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達した後余韻に浸って、しばらく繋がったまま抱きしめあった。
城崎の腕ん中、安心する。
「先輩、あったかい…。」
「城崎が冷たいんだろ。」
たしかに俺は表面温度というか、よく温かいって言われるけど。
城崎はいつもひんやりしている。
末端冷え性?別に女っぽい体つきでもないのに。
セックスで熱った身体には城崎の体温が心地よかった。
「名残惜しいけど抜きますね…。」
「ん……っ」
城崎が俺からナニを抜き、ゴムを縛ってゴミ箱に捨てた。
お互い裸のまま、また抱きしめあう。
「男一人のはずの部屋に使用済みのゴム捨ててたらどう思う?」
「いちいちゴミなんて見ないでしょ。」
「でももしかしたらゴミ箱漁りが趣味の清掃員だっているかもよ?」
「まぁ見られたとして、先輩がオナッてた程度にしか思わないんじゃないですか?」
「なんかそれも嫌だな。」
男同士らしいピロートークだ。
プハッと吹き出してクスクス笑っていると、城崎は幸せそうに俺を見つめる。
「なに?」
「いや、先輩のこと本当好きだなぁって。」
「ははっ。いつもじゃん。」
「日に日に好きになってます。もう言葉じゃ表せないくらい。」
城崎はストレートに想いを伝えてくれる。
こそばゆいけどちゃんと伝えてくれるのは嬉しいものだ。
だから、俺だって城崎に伝えたい。
「城崎、俺も大好きだよ。」
「先輩……」
「今日本当に格好良かった。」
「そう思ってもらえるなら頑張った甲斐がありますね。」
「みんなに俺の城崎だぞって言いたくなるくらい誇らしかったし。」
「その気持ちはなんか分かります。」
ぎゅぅっと抱きしめられて肌が密着する。
好きな人とハグするのって、めちゃくちゃ幸せだな…。
「なんかキスしたくなってきた。いい?」
「勿論です。」
「城崎がして。優しいのがいい。」
「分かりました。」
城崎は俺の要望通り、包み込むような優しいキスをくれた。
角度を変えて、俺の呼吸に合わせて、ゆっくり味わうようなキス。
気持ちよくて、ずっとこのままキスしていたい。
城崎はまた欲情した瞳をしてて、俺はキュンっと疼いた。
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