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「いっぱい買ってきてくれたんですね。ありがとうございます。」
「好きか分かんないけど…。」
城崎は俺の買ってきたケーキを冷蔵庫に入れ、ワインは野菜室に入れた。
昼ごはんを作ってくれるらしく、そのままキッチンに立って料理を始める城崎。
「俺も手伝う…。」
「ありがとうございます。じゃあこれ切ってくれますか?」
「うん。」
城崎は隣でどんどん料理を進めていく。
俺は切る工程が終わってから特に手伝えることもなく、またちょこんとベッドに座った。
「先輩、メッセージありがとうございます。」
「一番だった?」
「はい。嬉しかったです。」
「城崎絶対いろんな人から祝われるなぁって思って。だから緊張した。」
「じゃあ来年は日付変わる時一緒にいてください。そしたら絶対1番ですよ?」
「あ、本当だ。じゃあ来年は前乗りだな。」
当たり前に来年の話をしてくれることが嬉しくて、ついついにやけそうになる。
料理が出来上がり、マカロニグラタンとパン、それにサラダがテーブルに並べられた。
「先輩の家みたいにダイニングなくてごめんなさい。」
「いや、一人暮らしだとこれが普通だろ。」
俺は千紗と同棲してたから多少広いだけで。
結構気に入ってたから引っ越しもせずそのままだ。
今千紗の話をするのは無粋だから言わないけど。
城崎お手製のグラタンを平らげて手を合わせた。
「今から何する?」
「先輩とイチャイチャしたいです。」
「いいよ。」
言われなくても今日はたくさん甘やかしてやるつもりできた。
俺も甘えたいけど、今日は城崎に合わせる…つもり。
キスをしようとしたら、城崎がしてくれる雰囲気を出していたから大人しく目を瞑って待った。
始めは啄むようなキスで、それは時間をかけてゆっくりと、どんどん深く変わっていく。
ドサっと床に押し倒され、舌を絡めあってお互いを求め合う。
口角から涎が伝い、俺は袖で拭った。
「んぁ…、城崎…、絨毯汚れちゃう…」
「いいよ。あとで綺麗にしますから。」
「ぁぅ…、んっ…」
唾液を飲み込む暇も与えられず、絨毯にシミを作る。
服の裾から城崎の手が侵入し、突然素肌に触れる冷たさに身じろぎした。
「んんっぁ…、城崎…城崎……っ」
「可愛い。先輩、好き…。」
城崎の右手は俺の乳首を触ったり、腰回りを撫でたり、ゾクゾクするようなエロい手つきで俺に触れた。
「先輩、もっと声出していいよ?」
「んぁっ…あぁっ」
少し抑えていたのが分かったのか、城崎は指でくちゅくちゅ俺の口内を遊び、俺を煽った。
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