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好
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それから数日後、俺の病状が悪化した…。
激しい嘔吐、頭痛、眩暈に発熱…これらが一気に来てもうそろそろかなぁとは思ってた…
どこかに運ばれて検査された。
精密検査が終わったと思ったのに看護士さんがやってきて俺の腕に点滴をし始めた…
あー…やばい一気に体調が悪くなって身体が疲れたんだ…
眠すぎる…ふと、目に入った時計。
桐時が来るまでには時間がある…少し休もうと目を閉じる。
検査結果なんて…ききたくない。
『…ん…』
あれから何時間寝てたのだろう…目を開けたら心配そうに見てくる桐時の顔があった。
「起こしたか?」
『へ、き…』
声が掠れてたため小さく頭を横に振ると安心したような顔を浮かべる桐時。
俺、その顔好きだなぁ……
「顔見にきただけだから今日は帰るな。ゆっくり休んで」
もう帰るのか…俺はどのくらい寝てたんだろう…窓をみると真っ暗だったし…桐時にもこれ以上は迷惑を掛けれないため頭を縦にふる。
また、明日きてな。
の意味を込めて…
俺の頭を優しく撫でたあと病室を出てく桐時を見届ける。
あとどのくらいなのだろう。
桐時の顔を見られるのは…
明日、検査結果がある。
少しの希望も胸に秘めて俺はまた眠りにつく。
(神様いるならどうか…)
(桐時の幸せを)
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