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毎度お馴染委員会決め
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「おそ……くなってすいませんッ」
「おっ沙藤も戻ってきたな……よし、じゃあ高峯も沙藤も戻ってきたことだし早速委員会決めをするぞ」
お、怒られない?
良かったぁ……
にしても委員会決めか、入るなら……図書委員、かなぁ。そもそも入れるかな?
「じゃあまずは学級委員な」
「「「「「「「………………………………」」」」」」」
しーーーーーーーん
教室になっがぁぁぁい沈黙が落ちる。
学級委員……やっぱりやりたい人はいない、よね
なんて思ってると一人の女の子が手を挙げた
「あのぉ、明斗君なんてどぉかなぁ?」
と、頬を赤らめて言う。
途端に周りからは「いいじゃん!」「ぴったしだよ!」「アイドルが学級委員って漫画みたい!」
なんて言っている。
「じゃあ男子の学級委員は、高峯明斗だな、高峯お前はいいか?」
「はい」
「じゃあ次女子の学級委員」
先生がそう言うやいなや女の子達から沢山の黄色い悲鳴と共に立候補の手が挙がる。
相変わらず凄い人気者だなぁ……
いいなぁ僕も女の子なら学級委員一緒にできたかな?まぁ無理、だよね……
「うるせぇなぁ、高峯お前が決めろ」
「えっ」
高峯君は困ったと言うように顔を歪ませる。
ふふっ、人気者も大変だなぁ
「あの、学級委員はクラスを支える委員会です、しっかりとクラスを任せられる人が良いと俺は思いますよ?」
高峯君凄い説得力……
「だ、そうだよおい女子お前ら後回しだ」
そっから委員会決めが始まって着々と委員会が決まって行った。ちなみに僕は希望通り図書委員に入ることができた。
「えーと、じゃあ最後パーティー創設委員会を決めろ」
パーティー創設委員会、それは年に二度あるハロウィンパーティーとクリスマスパーティーのパーティー準備をする係だ。パーティー準備は物凄く大変でパーティー自体はとても人気があるけどパーティー創設委員会はあまり人気のない仕事だ。
人気がないだけあって誰も手を挙げない。
「あぁ、もうくじな」
そう言って先生がくじを引き出す。
当たりたくないな。
「えーと、パーティー創設委員会は、高峯と、沙藤だ。沙藤、高峯は仕事も忙しいだろうから代われるところは代われよー」
………………う、嘘でしょ
「んじゃ、誰も異論ねぇな」
「はい」
と、高峯君が返事する。
皆も渋々頷いている。中には「なんであんな奴が高峯君と?」なんて言ってる人も居る。
「沙藤は異論ねぇな?」
「え、………………………………………………………………は…い」
「んじゃ終了」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
ちょうどそこでチャイムが鳴る。
休み時間が来ると高峯君の席に人が集まり始める。
「ねぇねぇ高峯君残念だったね?あんな奴と一緒って」
「あの人に関わらない方がいいよ?」
「ほんと邪魔」
いたたまれなくなって教室を出る。
僕は次の時間まで図書館で引きこもることにした
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