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人生初の告白の決意side.高峯明斗
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あれから一段と沙藤の避難が強くなった。
沙藤が口走って好きだと伝えてくれた次の日何度も謝られた。"好きでごめんなさいっ!気持ち悪いですよね……忘れる様に努力しますっ、あの、だから、高峯君も忘れて下さい。"って。
好きだと伝えたい、離れないでと、でも話せなければ伝えられない。
本当にどうしたらいいんだ……。
「はぁぁぁぁぁ」
「何時になく大きなため息だな、どうした?」
そう聞いてきたのは俺たちEvening starのリーダー七星翔月さんだ。
撮影帰りだということもあってカフェに行って話を聞いてもらうことにした。
「んで、どうした?」
「翔月さんって好きな子に振り向いて貰えなかったらどうしますか?」
「は?何お前好きな子できたの?」
そう言うと翔月さんは声を上げて笑いだした。
「あっははははははは「翔月さん!」」
「ごっごめ、あはははマジかぶっ、アハハ八八ノヽノヽノヽ」
「笑いすぎ……」
「んで、どんな子可愛い?」
「…………………………男、可愛い」
「…………は」
びっくりして固まる翔月さんに沙藤との今迄の事の顛末を話した。
「……ふーんでもさ、その沙藤君って子も好きって言ったんだろ?」
「まぁ、でも避けられてますけどね」
「まぁ、逃げてくなら待ってるんじゃなくて捕まえてみろよ」
捕まえる…………。
そうだ捕まえて好きだと言おう、んでもって俺の物にしたい。
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