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194 after story 80 ※
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冷や汗が吹き出した。
「大丈夫?」
血圧が下がったのか、目の前が少し暗い。
その暗くなった視界に、心配そうに覗き込む歩さんの顔が見えた。
「だ、大丈夫!」
抜こうとした歩さんを止めて、ぼくは深呼吸を繰り返した。
こんな感じで止めてしまうなんて、絶対嫌だった。
「大丈夫だから、このまま挿れて。」
「でも・・・。」
躊躇う歩さんの顔に、ぼくは両手を伸ばした。
頬を包み、引き寄せる。
「歩さんとひとつになりたい。」
「忍・・・。」
啄むようなキスをして、見つめ合った。
「忍、愛してる。」
「ぼくも・・・。」
冷や汗で冷たくなった体が、ゆっくりと熱を持ち始めた。
快感を思い出した体は、窄まりをひくひくと動かしはじめている。
先端が埋まったままのソコに歩さんが腰を進め、更に進入が始まった。
めりめりと、埋まっていく。
痛いのか、苦しいのかが分からない。
分からないけれど、腰の奥がジンジンと快楽を求めていた。
「ぁ、ぁ・・・っ!」
カリの部分が、辛い。
優しく脇腹を撫でられて、緊張で硬くなったお尻の力が抜けた。
窄まりが、大きく拡げられた。
「ああっ!!」
「・・・入ったよ、先っぽ。」
分かる。
分かってしまう。
ぼくのソコに、歩さんの先端が埋まったことが。
そして、ナカが期待に蠢いたのが分かった。
「ああ、狭い・・・。忍のナカ、熱くて気持ち良いよ。」
歩さんの情欲に濡れた瞳を見上げた瞬間、奥がキュンとなった。
「くっ・・・!」
歩さんの感じている顔が、凄く格好良い。
その男臭い顔が、たまらなく好きだと思った。
「・・・やば、めちゃくちゃ気持ち良い。」
衝動に耐えた歩さんは、ペロリと唇を舐めた。
その赤い舌が美味しそうで、歩さんの後頭部を引き寄せた。
「歩さん・・・、好き。」
「俺も。」
絡め合う舌。
熱い息。
ゾクゾクと這い上がってくる、快感。
そして、先端が入ったソコ。
一気に体に火が着いたように熱くなった。
「奥に、挿れるよ。」
「あぁ、あ、あ、・・・い、れて!」
ゆっくりと、そしてナカをいっぱいにして遡ってくる歩さんのソレ。
歩さんから貫かれていく苦しい感覚と、でも満たされているという充足感に、ぼくは夢中になった。
「あ、あ、あ!」
そして、散々いたぶられた体の一点へ、歩さんの先端が当たった。
「ああっ!!!」
瞬間走った電気に、ぼくは悲鳴をあげて仰け反った。
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