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199 after story 85
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気がついたら、汗で濡れた身体をぴったりとくっつけて天井を見ていた。
「・・・ぁ。」
ゼイゼイと息を吐く歩さんの背中を抱き締めると、ナカに入りっぱなしのソレが揺れた。
「ん。」
吐精して、小さくなった歩さんのソレは、ぼくのナカをゆっくりと出て行く。
その不思議な感覚に、思わず息をもらした。
「・・・すご、かった・・・。」
「気持ち良かった?」
気持ち良いどころの騒ぎじゃなかった。
頭が真っ白になって、波に揉まれるみたいな感じになって、今までの射精だけのものなんて、天と地ほどに快感の差があって。
それに、歩さんとひとつになったってことが一番幸せで。
ずるずると抜けていった歩さんの感覚を追いながら、こくんと頷いた。
「幸せで、どうにかなりそうだった。」
「俺も。」
蹂躙された窄まりは、痛くはない代わりに痺れている。
久しぶりの恥ずかしい体位は、関節をギシギシと痛ませた。
全身ぐっちゃぐちゃだけど、めちゃくちゃ身体が重くて。
もっとお話したいのに、強烈な眠気に襲われて瞼が落ちていくのが分かる。
「愛してる。」
甘く囁かれた言葉に返事をしたいのに、口が動かない。
お風呂にも入りたいのに、動ける気がしない。
眠い・・・。
すぅっと視界が暗くなって、次の瞬間、ぼくは眠気に抗えず、意識を手放した。
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