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汐には、積極的なプレイも身体を繋げた経験もない。
あくまでもここではプレイを目的としている部屋なので、挿入を伴う性行為は原則禁止だ。
ただし、プレイの延長線上でのセックスは黙認されている。
「分かった。他に要望は?」
「誠吾さんの、好きにしていい」
要望と聞かれても返答に困る。
自分のされたいこと、したいことが分からないのだ。
初心者だと見抜かれるかもしれない。
表情から汲み取られないように、汐は俯いて視線を下に落とした。
けれど、すぐに顎を掬われて、視線がぶつかる。
ブラウン系の瞳は、汐のものよりも淡くない。
じっと見つめているとその魅力に引き寄せられ、唇が触れ合いそうになっていることにも気付かなかった。
「なら、たくさん苛めても?」
身体の奥底を揺さぶるような、畏怖を植えつけるGlareに包まれる。
この部屋に来た時点で、プレイはもうすでに始まっているのだ。
嫌とは言えずに、汐はふるふると何度も首を左右に振った。
「怖がらなくていい。本当にナギの嫌なことはしないから。先にシャワーを浴びておいで。……その間に、どうやって苛めるか考えておくから」
そう言い残し、深見はベッドよりさらに奥のほう、クローゼットの中を物色する。
白いシーツの上に、派手な色をした拘束具や鞭、蝋燭などを拡げている。その光景に頭がくらくらする。
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