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応えようとする本能には抗えず、嬉々としてCommandを受け入れてしまう。
犬のように汐は四足歩行で、主人の後ろをついていく。汐は本庄とともにプレイルームへ入った。
のろのろとした動きに苛立った本庄は、汐の鳩尾を蹴り上げる。
ベッドの足に背中を打ちつけた痛みで、呼吸が止まる。
助けを求めるため、汐は通話メッセージのアプリを立ち上げる。
配置はある程度覚えている。画面を見ずに、ポケットに入ったままで操作をした。
履歴の一番上は深見のはずだ。
──来てくれるかも分からない。それに、こんなところを見られたら……。
プレイルームに入るには必ずDomとSubの合意が必要だ。
明らかなルール違反での事態だが、深見は訝しむしれない。
汐が他のDomとプレイをしようとしていたと。
「あ……っ」
躊躇している間に、本庄に見つかってしまう。
スマートフォンの電源を切られ、汐の手の届かないところへ取り上げられてしまった。
──やばいな。
以前までの汐だったら、このくらいのGlareでは脅かされなかった。
しかし、深見とのプレイを通じて、少しずつGlareを受け入れるように体質が変化している。
Domに応える心地よさを知ってしまったからだ。
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