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後日談:母と対面 (マモル)1
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揚羽と付き合い始めて1ヶ月を過ぎた頃。
「先輩、母が先輩に会いたいと言ってるんですが……」
「え……」
揚羽とはもう1ヶ月。
だが、まだ1ヶ月だ。
1ヶ月前に初めてキスして以来、手しか握っていないのに、もう母親と対面なのか⁈
世の常識が判らない……。
「あ、あのっ。断って大丈夫です。僕もまだ早いと思ってるので」
「つか、何でそうなったか教えてくれる?」
慌てる揚羽に率直な疑問を投げかけると、気不味そうに目を逸らした。
「あの……姉がポロリと口を滑らせました……」
あの女かぁー!
揚羽の姉の瑠璃はティーンの憧れのモデルらしいが、少しお喋りが過ぎるところがあると揚羽から聞いた。
実際、前に揚羽について行った美容室で、息つく間もなく喋り倒す瑠璃の姿を見て驚いた。
それと同じくらい喋る美容師の恭介さんにも驚いたが……。
まあ、あの人ならポロリしてもおかしくはない。
俺はククっと笑ってしまう。
「いいよ。いつにする?」
「えっ、いいんですかっ⁉︎」
驚いた揚羽が俺に飛びついてきた。
その場で揚羽は母に連絡して、週末、土曜日にご対面することが決まった。
さて、お土産はどうしようかな。
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