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「ありがとう。調子はどうだ?少しは落ち着いたか?…といってもまだ一週間だもんな。…すまない。愚問だった…」
俺は横に首を振るけど、社長の言う通りだった。
「今日は朝妻の様子を見に来たのと、有給もまだあるだろう…?IT課に朝妻にはまだ電話するな、と伝えておくから、朝妻の気持ちが落ち着くまで休んでいいぞ、と伝えにきたんだ」
母親が亡くなった時もわざわざ社長が訪ねてくれた。
今も社長自らが俺の家を訪ねてくれている。
それは俺が会社に膨大な収益をもたらしたから。
俺は会社に特別待遇されている身。
その代わり転職は一生出来ない契約だけど…。
だから俺に何かあれば真吉社長が出てきてくれる。
どんな理由であれ誰かが傍にいてくれるのは、俺にとってはありがたくてとても嬉しい。
「気分転換にどこか旅行に行くのもいいだろう。休みを伸ばしたいなら遠慮なく言ってくれ」
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