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「本社の屋上に花を植えたらいいって、高校生だった朝妻が言ってくれたんだ。今やエコロジー会社だって有名だぞ」
「…俺は会社を有名にしようとか思って言った訳では……、」
エレベーターから降りた俺は言葉を失った。
「………。社長、俺の見間違いかもしれませんが、ドアが一つしかないです…」
「ああ。このマンションはワンフロアに一室だからな」
社長はさも当たり前のように言う。
俺は絶句する。
ここは俺にとって完全なる異世界が広がっている…。
社長は鍵を取り出して玄関を開く。
「七LDKだ。何か嫌なところがあれば言ってくれ。すぐにリフォームする」
「……七LDK……」
俺は呆然としながら呟く。
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