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「俺が蓮先輩を幸せにしますから。今だけは見逃します。だけどもう逃しませんからっ…!」
俺はクスッと笑って立ち上がる。
「まぁ、今回の事で蓮先輩が足が速い、ってわかったし」
俺はスマホを取り出す。
「さーて!!今からは兄貴に文句を言う時間だっ!」
今が早朝なんて関係ない。
兄貴に電話すると、兄貴はすぐに出た。
なんで俺が会社に行くのを止めなかったんだよ!
蓮先輩に不審者だと思われたじゃねぇか!!
と、文句を言って蓮先輩とのやりとりを伝えると、兄貴は腹を抱えて笑う。
ごめんごめん、と兄貴は心のない謝罪を言いながら、さすが朝妻だな!!とまた笑いだす。
「チッ!クソ兄貴っっ!!」
『だったら、もう一度会社の前で待ってやり直せばいいんじゃないか?俺に任せろ!可愛い弟のためだからな!』
「さすが兄貴っっ!!」
兄貴の提案に俺は大きく頷いたのだった。
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