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「やったー!!純也、蓮ちゃんは何が食べたい?社長の奢りだから肉から魚まで何でも頼もうぜ!好きなもの食べたいものいっぱい頼もう!!なっ!?」
楓さんは社長の前で堂々とタカり宣言をするけど、社長はニコニコして頷くだけ。
「あ、そういや叶は今日は休みですか?」
楓さんが社長を聞く。
叶さんというのは、叶凜さんの事で社長の秘書をしている。
楓さんの大学の時の同級生で親友だ。
俺も会社で叶さんに何度か会ったことがあるけど、とても柔和な男性だった。
「ああ。今日は叶は休みだ。なんなら叶も呼ぶか?」
「だったら今日はいいです。会社にいたら呼ぼうかな、と思っただけなんで。休みなのに呼び出されて、久々の家族の再会だって知ったらあいつも気を遣うだろうし…。また落ち着いたら連絡します。会社でもプライベートでも叶には会えますから」
「そうか」
社長は優しく微笑む。
その社長の笑顔に、純也は驚いたように目を見開いて、頬を真っ赤にして下に向けた。
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