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だが楓さん達は無視だ。
「純也と蓮ちゃんに会えて、今日はとてもいい日だ!」
と嬉しそうに、楓さんは俺の額にキスを落とす。
「額にキスの方がマジエロいんですけど!!!…チッ!くそっ!!マジで羨ましすぎるっっ…!!!」
社長の隣にいる男性がなぜか表情を歪めて悔しがっている。
社長は頭を抱えて大きく息を吐く。
「お前達、悪目立ちしているから早く家に行くぞ!」
社長が歩きだす。
「純也!ほら、手!」
と楓さんが純也の手を繋ぐ。
「蓮ちゃんも!」
そして純也は俺の手を繋いでくれる。
「僕も!」
健太さんも俺の手を繋いでくれる。
四人で手を繋ぐなんて初めてだ。
なんだか擽ったい気持ちだったけど、久々の人の温もりを感じてとても嬉しい気持ちになった。
ただ、俺達四人の後ろで怨念のような視線を送っている男性の存在を俺はすっかり忘れていたけど……。
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