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ふと俺は高校生時代に言われた言葉が甦った。
「俺を会社に連れていった人…!!」
「思い出してくれました?!俺、ものすごく嬉しいですっ!!」
響平さんは嬉しそうに優しく微笑む。
「蓮ちゃんの知り合いだったの?」
楓さんが聞いてくる。
「…あの…。高校の時に声を掛けられて、パソコンの事を聞かれたから答えたら、IT課に連れていってもらってそのまま就職したんです…」
「じゃあ蓮ちゃんの運命の人だね!」
健太さんは楽しそうに言う。
そりゃ俺の就職先を決めてくれた人だから、響平さんが俺の運命の人と言えば、そうなるのかな…?
「でもその言い方だと…、」
「はいっ!俺が蓮先輩の運命の人ですっ!!」
俺の言葉を遮って、ニコッと響平さんは俺に向かって微笑んだ。
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