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「うん、わかったよ!」
だけど健太さんだけは優しくそう言って、ニッコリと笑う。
「純也と蓮ちゃんは、部屋割りで何か要望ある?」
「おい!俺は!?」
健太さんの言葉に慌てたように楓さんが言う。
「三人でお風呂入って、三人で寝る。っていう楓の要望は聞いたからいいでしょ?僕は仲間に入れて貰えなかったんだから」
「お前は、純也と蓮ちゃんがいても手を出してくるに決まってっっ……!!……。何でもない…!!」
楓さんは頭を抱える。
「ヤンデレって、なんであんなにも屁理屈ばかりなんだ…」
楓さんが呟く。
「僕のせいじゃないよ。楓が言い出したんだからね!」
「俺のせいかよ?」
「そうだよ!で、二人とも要望ある?」
健太さんが満面の笑みで聞いてくる。
「……特にはないです…」
「…僕もないです…」
俺と純也の言葉に健太さんは嬉しそうに大きく頷く。
「はーい、わかりましたぁ!!」
そして健太さんはなぜか俺達に背を向ける。
響平さんと社長に声を掛けて、声をひそめて話し込む。
「うわぁっ…!!嫌な予感しかない…」
楓さんは大きなため息をつく。
「……。まぁ、あれだよな…?三人で寝るのは初めてだもんな!」
楓さんは頬をピクピクとさせて、俺達に無理に笑みを作って現実逃避したいような言い方だった。
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