アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
「俺、まだ副社長ではないです!!っていうか蓮先輩には副社長ではなく、響平って呼んでほしいです!」
いや、それは絶対に出来ない。
「……。…あの、いずれは副社長になる方ですし、俺の上司になる方ですから、呼び捨ては出来ないです…」
俺は大きく首を振る。
「何言ってるんですかっ!?蓮先輩と俺の仲じゃないですか!!?仕事の関係なんてまったくもって関係ありません!だから響平って呼んで下さい!」
高校の先輩と後輩だったらしいけどそれは一日だけで、今は響平さんとは仕事の関係性しかない。
「いや、俺達は仕事の関係だけですし、俺には呼び捨ては出来ないです…」
「いやだっ!やめてくださいっっ!!仕事の関係だけなんて言わないで下さいっっ!!蓮先輩と俺はこの世界で誰よりも濃密な関係なんですよっっ!!呼んでくれないと、この手を離さないですよっ?!」
響平さんに情熱的に見つめられて握られた手にキスされた。
俺は鼓動が速くなって、咄嗟に俺は顔を下に向ける。
顔が真っ赤になっているのがわかる。
「蓮先輩、頷いてくれないとキスし続けます」
それはそう言われて、俺は大きく息を吸ってゆっくりと顔を上げる。
「……。…わかりました」
俺がそう言うと、響平さんが大輪の花が咲いたような笑みを見せる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
84 / 505