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ずっと手を握られていても困る。
一生手を握っておく、ってお風呂とかトイレとかどうするんだろう…?
きっとこれは冗談なはず…。
「あの……、やっばり呼び捨ては出来ないので、響平さん、とお呼びするのはどうでしょうか…?部屋は今度どうするか考えることにして、今は一緒に住むということで、手を離してくれませんか…?」
「……。…響平さん…」
そう呟いて、響平さんの顔が真っ赤になる。
「やべぇっ!!呼び捨てよりいい!!心の奥に響くって感じっっ!!!!まじでやべぇっっーー!!!超照れるっっ…!!エヘヘっっ!!やっぱり蓮先輩はすごいっっ!!」
響平さんは満面の笑みだ。
俺はよくわからないけど、とにかく気に入ってくれてみたいで良かった。
俺もつられて笑顔になる。
すると響平さんは驚いたように目を見開く。
「話が纏まったんで、手を離してくれませんか?」
「……。…やっぱり蓮先輩は蓮先輩だな…!」
響平さんは苦笑いして、手を離してくれた。
そしてなぜか楓さんは声を出して笑っていた。
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