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「…俺、留学は蓮先輩に会う前から決まっていたんです。…蓮先輩に会って留学を後悔しました。蓮先輩の傍にずっといたい、って…」
でも、と響平さんは続ける。
「蓮先輩の隣にいても恥ずかしくない人間になろう!って気持ちを切り替えてアメリカで頑張ってきたつもりです」
俺は目を見開く。
「……恥ずかしくないって…。響平さんは副社長になれるほど人で、俺こそあなたにそんな事を言われるほどの人間ではないです…!」
俺は大きく首を振って必死に否定するけど、響平さんも大きく首を振る。
「蓮先輩は、俺に人として大事な感情を教えてくれました」
「大事な感情…?うわぁっ!!」
響平さんが俺の手を取って、そのまま響平さんに抱き締められた。
俺は驚いてそのまま固まってしまう。
俺の目の前には響平さんの顔があったから。
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