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ある日オクタヴィネル寮で、監督生たちがモストロ・ラウンジの片付けを手伝って時だった。監督生がデーブルを拭いているとふっと隣から、話声が聞こえた。
「なぁ、"答えてはならない"って怪談知ってるか?」
「えっ何それ?知らねぇけど」
「マジかよ!?スゲー噂になってのに!でさ、その怪談っていうのが……」
「ほらっ!貴方たち、話すのは良いですけどちゃんと片付けて下さい!」
男子生徒が続きを話そうとしたその時、アズールが彼らの話を遮断する。
「りょ、寮長!?」
「すみません!すぐ片付けます!!!」
そう言って、アズールに注意された男子生徒たちは、いそいそと作業に戻る。全く、貴方たちは……!と1人ブツブツ言いながら、アズールも自分の作業に戻って行った。
そんな会話に、聞き耳を立てていたグリムは監督生に小声で尋ねる。
「なぁ、"答えてはならない"って何なんだゾ?」
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