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調教3
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ヴヴヴヴヴ……
部屋にこだまする羞恥に満ちたバイブの音。
「…っはぁ…はぁ…ハァ…ンンッ」
あれから何時間が経過したのだろう。体感では半日ほど経っていると思う。それくらい長い間、縛られていた。いったいいつこの拷問が終わるのか、不安で怖くてたまらない。
「あっ…三好さぁ…んっ、お願い…もう開放して」
「……」
そばに三好さんがいる感覚はある。しかし彼は無言のまま。多分本を読んでいるのだろう。定期的にペラペラと本を捲る音が聞こえるからだ。
快楽と痛みが入り混じっている。もう身体が限界だった。束縛用の紐が肌に食い込んで感覚が麻痺してきた。元々体力がある方ではないのだ。
逃げようと僕は身体をくねらせるが、鈴の音がシャランと鳴るだけ。逃げられない。
ぐってりとした僕。汗と涎と体液でべっとりとしたシーツ。逃げ出したい。三好さんはたまに優しさを見せてくれるけれど…仕事は仕事。僕を守ってくれる人ではない。このままだと、僕は壊れてしまう。唯一の心の支えだった母も他界した…。肉親であるはずの父は……僕を愛玩動物としか見ていない。
「しゅ…ん…すけ……」
咄嗟に出た名前は、学校の友人だった。小学生の頃からの幼馴染。
「その子が、君を救ってくれるといいですね」
三好さんは怖い声でそう言った。
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