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父親と視察3
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どうもー。好きでもない男のケツを追っているジュードです。先程から男たちの視線が痛い。
「……あの、少し離れてもらっていいですか?」
「すまん」
捜査員はいつ襲われるのだろうか。襲われるのは可哀想だが…
捜査員がターゲットの屋敷へ向かう。ドローンを少し高く飛ばし、敵にバレないようにする。
カメラが不審人物を発見する。全身黒で覆われた姿をしている。
捜査員の後ろへと近づく敵。捜査員っ危ない!と思っていたら…
バキッドコッ…ドス……
「………(えぇぇぇ、敵を倒しちゃったよ)」
捜査員はドローンの方へ顔を向けると、頭を下げる。
「敵に襲われる予定では?」
『怖くて…つい』
ドローンにはマイクとスピーカーも内蔵されている。向こう側の捜査員の声はこちらにしっかりと聞こえる。
予定が狂ったので、父親にどうするか相談することにした。
「どうしますか?」
「…敵を拷問するしかないだろ」
「敵を人気の無い所まで移動していただいて
敵は4名いますし、拷問は得意な方がすることでよろしいでしょうか?」
拷問する者とドローンで監視する者を振り分ける。俺は痛いことは嫌なので、ドローンで監視をしている。父親はというと拷問する方へと向かった。
「ジュードさんは「ジュードでいいです」」
「ジュードはどうしてドローンを作ったんだい?」
「義弟(おとうと)のために作りました。景色を綺麗に撮影したりしていたので喜ぶと思って…」
「へっへぇ…義弟さん思いなんだね」
「そうですね。最近の趣味(ストーカー)みたいなものです。」
拷問が終わると、作戦会議としてとある宿へと集まった。敵は牢屋に一時的に置いてもらっている。
「拷問でわかった事だが、捕まった者達は闇市にいると思われる。そして、黒幕がサルメルド公爵であることが判明した。その闇市もサルメルド公爵が行っているらしい。」
公爵って父親より爵位が高くね?やばくね?
爵位が高い人を敵に回して、上手くいかなければ断罪されちゃうよ。
慎重に行わなければ、一気に地獄行きだということは分かった。
シンと静まり、誰かが何かを言わないと、このまま見て見ぬふりをしそうな状況だ。
ストーカーの本気、見せたろか!!
「……言い逃れできないような証拠があればいいんですよね?」
「ジュードよ、本気か?」
「本気です。本気と書いてマジと読みます。」
「マジ?」
「皆さんの協力があればできます。」
見た目は8歳。中身は変態ストーカーおじさんを信じてくれ。
「もう、捜査員を出している時点で、我らのことは相手に知られているはずだ。ジュードに賭けてみようではないか。」
父親の一声に皆の士気が上がる。
失敗は許されない戦いが始まった。
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